ベランダから見る鳥たち

引っ越した部屋は窓から大したものが見えないが、電線にいろいろな鳥が来る。

オナガ

オナガは長い尾と灰色がかった青い羽根がとても美しい。こんな美人な鳥なのに鳴き声はギャアギャアと怪獣みたいなところが面白い。カラスの仲間なので頭もよいようだ。

昔は西日本にもいたが、今は東日本にしかいなくなったらしい。

家の近くに来る頻度は高くないが川沿いの木にとまっているところをよく見る。

ムクドリ

今住んでいるエリアはムクドリが多いらしくいたるところで見る。近年は市街地に住み着いて数が増えてしまって厄介者扱いされているが、多くの虫を食べその中には害虫も多く含まれている。

彼らは市街地のケヤキの木に葉が茂っている時期はそこに住んでいるが葉が落ちる季節になると郊外の竹林などに移動するというサイクルがあったが、木の伐採など無理な追い出しを続けた結果、都市部の常緑樹や建築物に一年中住み着いてしまうようになったと言われている。(という論文を最近読んだ)

結局のところ、どうしてもムクドリが集まってはいけない場所以外に、都市部にある程度彼らが住むことが許容できる場所を作るようにしていかないと本質的な解決にはならないようだ。

一時期ニュースで音響や光、木の伐採による自治体の追い出しを面白おかしく報道していたのが目についたが、そういった事情まで伝えているニュースは一つもなかったように思う。娯楽化したニュースは害悪でしかない。

顔の模様やキュルキュルいう鳴き声はどことなく愛嬌があって私は嫌いではない。よく写真を撮る。